今年も流行るインフルエンザ

卵から製造されるワクチンと熱の出ないインフルエンザ

インフルエンザの症状として最も有名なのが高熱であり、低くても38度程度の熱が出てしまうことがよく知られています。人によっては40度を越えるような高熱が出てしまって生命維持に危険が生じるほどの状況になることから熱の高さが最も認識されている症状です。それに伴って悪寒や寒気が出てくることも多いものの、こういった症状が出ないこともあるのには気をつけなければなりません。そして、その原因にも大別すると二つあるということを知っておくと良いでしょう。一つは近年患者が増えている自立神経系の失調によるものです。もともと体温を上げるのは身体が外敵に対する防御反応として行っているものであり、インフルエンザウイルスが侵入してきたことに対する応答と言うことができます。しかし、自立神経系に失調があることで中枢にある体温調節機能が正常に機能せずに体温が上がらないという人も稀に見られるようになってきているのが現状です。もう一つがワクチンの予防接種の影響によるものであり、予防接種によって免疫応答が微弱に起こっていることにより生じているとされています。ワクチンは卵を用いて毎年製造されるものであり、流行するインフルエンザの種類を予想して製造されます。しかし、その種類が完全に流行型と一致するとは限らず、ワクチン接種によって得られた免疫が流行しているインフルエンザにしっかりと機能するとは限りません。そういったときにインフルエンザに感染しているにもかかわらず、中途半端な免疫応答が起こってしまって熱があまり出ないという状況になる場合があります。予防接種を受けた人の場合には熱が出ない場合もあることをよく理解しておくことが重要になるでしょう。