今年も流行るインフルエンザ

インフルエンザ感染時の頓服の使用と加湿乾燥機

インフルエンザウイルスに感染すると、鼻水や咳といった風邪の諸症状だけにとどまらず、関節の激しい痛みや高熱に襲われるのが一般的です。高熱が出る原因は、体内の免疫系が働くことにあります。体温を上げるよう指令を出すと、悪寒などにより筋肉を震わせたり、汗腺を閉じて熱の放出を抑えることで体温が上昇、白血球の活動がより活発になることで貪食作用に良い影響を及ぼし、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることができます。
発症してから48時間以内にインフルエンザ薬を処方すれば、比較的早めに快方に向かい数日で熱も下がるため、高熱が出たとしてもさほど心配する必要はありません。しかし、あまりにも高い熱が出たり、熱により体力の消耗が激しい場合は、頓服薬で熱を下げた方が良い場合もあります。但し、熱が下がるとインフルエンザウイルスの消滅が遅れるばかりか、頓服薬の種類によってはインフルエンザ脳症を発症することもあるため、特に1歳から5歳の幼児への処方は注意が必要となります。
また、5日程度経過しても熱が下がらない場合には、肺炎や気管支炎など他の病気が疑われるため、薬が残っていたとしてもすぐに医師の診断を受けるのが懸命です。
インフルエンザは感染力が強いため、学校や企業では集団感染を防ぐよう環境の維持に気を配る必要があります。うがいや手洗いはもちろん、マスク着用の義務付け、人の多い場所には出歩かないなど、一人一人の意識を高めることも大切です。また、インフルエンザウイルスは、低温かつ湿度40%未満の乾燥している環境を好み、冬期間は特に室内の空気が乾燥しやすい状態となるため、加湿乾燥機を使用して常に湿度を40%以上に保つことも効果的です。