今年も流行るインフルエンザ

インフルエンザウイルスや細菌と宿主との関係

細菌や寄生虫、ウイルスには必ず本来の宿主があり、自然宿主と呼ばれる寄生者は、自分たちが寄生している期間には、宿主に大きな被害を与えることはないというのが普通です。
一般的に細菌やウイルスは、成熟ということがないため、本来の宿主に対しては、共存し、インフルエンザウイルスの場合でいうと、水鳥の体内では症状を起こすことなく穏やかに増殖してとどまっています。
しかし、宿主が傷ついたり、体力が衰えると環境の変化という刺激によって、ウイルスは急激に増殖して体外へと出てきます。
インフルエンザウイルスに限らず、多くのウイルスが、自然宿主から出ざるを得ない場合、新たに取り込まれた相手に対する対応は同じで、増殖したとしても、環境が良くなければ病気を起こして体外へ出て、新しい宿主に巡りあるまで同じことを繰り返して行きます。

一般的な会話の中で、細菌とウイルスは同じように使われることがありますが、実際は全く異なるもので、一番の大きな違いは、細菌には抗生物質が効くのに対し、ウイルスには効かないということがあげられます。
これは、ウイルスには、自分の体内に栄養を取り込んで成長・増殖するという機能がなく、生きている細胞にしかとりつくことができないため、自力で増殖することができないという性質を有しているため、感染した細胞を利用して増殖していきます。
またインフルエンザといえば、一般的にインフルエンザウイルスに感染することを表していますが、インフルエンザ菌というものも存在します。
細菌が血液中に侵入した場合、敗血症や髄膜炎、結膜炎などの症状を引き起こすことがありますが、検査結果には3~5日かかってしまいます。ウイルスの場合、高熱や関節痛などの全身症状が現れ、30分以内に結果がわかります。